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実りの秋がだいぶ辛い
梨早朝には霜が降りたりして冬の様相ですが、スーパーはまだまだ実りの秋ですね。

実家では小さい頃からいつも食卓に果物が置いてあり、どれもスーパーで手軽に買える程度の品だけど、ほぼ毎日食べていた。特にリンゴと梨は大好きで、ラフランスなんてお高く柔らかいものではなく、もう歯茎に刺さるくらいパリっと固いのが良い。
母が台所に立ち皮を剥く音が聞こえると、あっ梨だ!と駆け寄るも、夕飯のためのジャガイモだったりしてガッカリする。母に頼まずしてもリンゴを一人で食べたいため、包丁を持つのは結構早かった。

それから突然、中学校の修学旅行でのこと、旅先は青森だったのだが、その帰りの電車に乗ってすぐ1人に1つずつ大〜きなリンゴが出た。ところが早速がぶりと齧り付き、半分くらいを食べたところでどうも唇が痒い。
モゾモゾするのを前歯で噛んだりしていたら、みるみるうち真っ赤に腫れてきてしまった。気のせいか喉まで痒く、息苦しい。慌てて食べるのを止めたのだが、お喋りに夢中になるうちこの時はすぐに治まった。

数日たって、いつものように自宅で梨を食べているとやっぱり痒い、気がする。当時アレルギーなど思いもよらなかったから、また気のせいにして風呂に入り、あがった途端に今度は全身に湿疹が表れた。
半信半疑だった母もさすがに慌てて病院に行くことになったのだが、そこで初めて「果物過敏症」と分かり、ショックなことにもう一部果物は控えた方が良い、とそのまま現在に至っている。

今でこそよく聞く種類のものだけど、当時は誰に話しても信じてもらいにくかった。「リンゴ食べてりゃ風邪ひかない」とお決まりの言葉が日本には昔からあるくらいだから、また無理もないのだ。

ちなみに原因らしいものは今でもよくわからない。成長してから発症したものだから、その美味しさを十分に知っているというのに食べられないのが辛く、そういうわけでこの季節になると果物コーナーの前をダッシュで通り過ぎたりしている。

なんかここまで書いて気づいたけど、最近映画と食べ物ネタばかりだね。書き溜めて途中になっているのが5つくらいあるんだけど、どうにも面白くないの!
ってどこのライター気分だよって感じですが、最近ちょこちょこ拝見しているフリーライター東良美季さんのブログが好きでしょうがない。本当に日々の日常についてなのだが、流れも語尾も文章の締めもすごく心地良いのだ。どうしたって真似できない歴然たるプロの差というものですね。



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若者のリアル?みたいな。
蛇にピアス今、シアターNで開催している「ホラーフェス・ジャパン2009」が気になってしょうがない。
いや〜どういう趣旨なんだろう、誰か行ってきて!そしてチラシを私に送っとくれ!

DVDで望月六郎監督「鬼火」、蜷川幸雄監督「蛇にピアス」

「鬼火」、原田芳雄にめちゃくちゃ痺れた!!!
拳銃を奪う原田芳雄。お好み焼きを手際よく焼く原田芳雄。片岡礼子の頭をポンポンと2回叩く原田芳雄。アホと言われてもいちいち巻き戻しして見たい。
もう次に捕まった時は死刑だからと、堅気の生活をするために印刷所に勤め、片岡礼子と一軒家での安らかに見える生活。彼女のことを「浅ちゃん」と「ちゃん」付けで呼ぶのが好きだ。
前半、原田芳雄のお茶目さ、と言ってはなんだけどユニークさがテンポ良く演出されるので、後半、ああやっぱりヤクザなのだと思わせられるのは一気に辛かった。社長の鼻歌まじりの向き合わない将棋に苛立ち、暴れてひっくり返すその馴染めなさが悲しい。
もし自分が映画を撮るとしたら、この作品の画やカメラ位置を忠実にマネしてから撮りたい、くらいに思う良さでした。

そんで「蛇にピアス」ですが、原作読んでないのでもうほんとに映画の感想だけ。
揃いも揃って洗顔めんどくさそうな人たちですけど、大丈夫なのかしらこれ。ここで私がカッコつけてこの作品を「リアルだ」とか言ったら、明らかにわかったフリだ。
2時間ずっとダルくてしょうがなかったのは、私がもう歳を食っているからかね・・・。いやそうじゃないな、多分19〜20歳で見ても何かを感じることがあったかどうか。

高良健吾もARATAも、見た目どこの部族だって感じの怖さなのに女々しいんだこれが!ARATA(自称神の子・・・)なんて「Sの血が騒ぐ」とか言っておきながら、吉高由里子に刺青を彫る交換条件が「エッチ1回」(笑笑)。
「エッチ1回」wwwwwwって言うんですよあなた!画像の神の子が!ギャーハ
全ての映画に共感を求めるわけでは全くないけど、感情移入も何もシラケた状態で、「お前が死にたくなった時は俺に殺させてくれ。」なんて言われてもこっ恥ずかしかったよ。

あと全く意味なく唐沢寿明が出ていてビビった。でも吉高由里子は可愛いし、裸見れたからいいか(←最低です)。
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辛さの度合い、孤独の度合い(2)
続き。

一人暮らしで、やることは勉強だけ。隣室の音が癇に障りどうしようもなく気が散るも、痛々しい生真面目さで自分を机に向かわせる。だが年齢が年齢なので性的欲求に勝てず、街ですれ違っただけの女の子を後追いしてしまったりするのだった。
どうして勉強がはかどらないのか。なぜ成績は勉強時間に比例してくれないのか。
そう思ってかは知らないが、毎日のように紙に洗面器をあてて円グラフを作り、自分の1日を何度もスケジューリングする様には、「止めろぉ!」と画面に向かって言いたくなった。

大学受験が全てじゃない、別の君らしい生き方など無数にあると人は言うだろうけど、そんなことは無意味だ。
早稲田に合格する以外の道を知らず、それ以外の選択は生涯負けを背負って生きていくことだ、と思い込んでいるかのような彼にとっては。そうして緊張感に耐えられず、試験当日電車の中で、目の前の赤ん坊を振り回してしまうのだ。

私はあの浪人時代、受験というものを一体どうやって乗り越えることができたのか、人に説明できるほどよく分かってはいない。今考えたらその程度のことなのに、当時自分に落とした影は大きかった。
明らかに自分より勉強時間が少なさそうな同級生が要領よく点数を伸ばしていく不安の中、私の場合は1つ、ランクを下げた学科を選ぶことで決着をつけた。

が、彼はそういう選択肢を考えてもいない。「乗り越える」なんて大層な言葉だけど、そういうことだ。

もう1つ、自分には不安を共有できる友人が何人もいたが、映画の中の彼は常に一人。
いかにも人付き合いが下手そうで、障害があるのか片足を引きずって俯き加減に歩く彼の風貌が一層心を重くする。数少ない友達を反対側のホームに見つけ、大きく呼びかけた後に必死で階段を駆け上がって行こうとするも、既にその人は電車に乗って、彼を待っていてはくれなかった。

今も嫌な余韻を残すのは、ラストの暴発ではなく、線路沿いにポカンと佇む彼の姿。



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辛さの度合い、孤独の度合い(1)
1/880000の孤独2日(月)、レコ発が満員御礼!で無事終了。
この日は縮み上がるほどに寒い日だったけど、それにも関わらずご来場くださった皆様に心から感謝です。

翌日のタップダンサー吉田つぶらさんとのライヴと合わせて、CDもよく売れたみたいで良いスタートでした。
最初がとても肝心で、数日前から少し緊張していたために疲れが一気にどおおーーーーーっと。

なので3日(火)はどうにも体が動かなくて、集中力はいまいちだったけどDVDを3本。自分の仕事を早く早く、と思いながら、こうして現実逃避でブログです。
まず石井聰亙監督「高校大パニック+1/880000の孤独」

石井聰亙監督の短編集はBOXで出ているのを知っていたが、先日近所のGEOに行った際、単品で5本くらい置いてあった。しかも準新作扱いになっていたので、これ今年になって出たのかな?ラッキー!

で、「高校大パニック+1/880000の孤独」はタイトル通り2本の短編が収録されていて、石井監督が大学時代に自主制作した作品とのこと。音楽の使い方が上手すぎる。
デビュー作「高校大パニック」の飛行機音にもやられたが、「1/880000の孤独」は個人的に傑作!とても興奮したけど、しかし同時に鑑賞後感は非常に重い。
おそらく何度目かの大学浪人生活にあって、毎回の試験結果も思うように伸びず光のない主人公の青年と、学生時代の自分とが重なりすぎたからだ。



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オバサンと思ったら終了
エスター11月3日まで開催している北海道大学での「クラークシアター」に、奥秀太郎監督「USB」のチラシを置かせていただく。

せっかくなのでと差し入れを買いに大丸に寄ったら、変なカボチャの帽子をかぶった店員さんが鼻の頭に汗をかきながら、ハロウィン向けのお菓子を売っていた。良かったね、バレンタインが下火になってきても代理のイベントが見つかって。

知り合いの女の子から、「ハロウィンだけどカボチャのケーキとか食べた〜?」などという気持ちの悪いメールが来たので、「冬至に食え」と返信したらそれきり連絡が来なかった。また友達失ったよカジタくん

ぎりぎり上映終了日に、札幌劇場でハウメ・コジェ=セラ監督「エスター」
「危険な情事」とか「揺りかごを揺らす手」みたいに、第三者が家庭に入り込んで来てブチ壊し、もう大変という映画で、今回エスターとは養子にとった女の子。

エスター怖えぇ〜〜〜〜〜〜〜、
ここからどうしてもネタバレになってしまうので、見てない方は飛ばしてください。

そもそもこの家の妻、3人目の子供を死産してしまったことからなかなか立ち直れず、その子への愛情を必要としてくれる子に注ぎたい、と言って養子をもらうんだけど、既にある程度育っている2人の子供がいるのにどうなのか。
その子達に注ぐんじゃダメなのか、と思ったけど、そういうものでもないんだろうな。

それはさて置きエスターだ。あんたどんだけ策持ってんのか!
設定では9歳ですが何なのこの娘は、保険金殺人3回くらいやってきてそうな年増女の顔じゃないの。オバサンよオバサン!!!!と思っていたら、それが最後全部自分にズドーンと返ってくるという、素敵な映画でした。私そのまま1976年生まれなんですが。

歯医者に行こう、とエスターを諭しても頑として行かないシーンがあり、それで「あーもしかして、」と気づいたけど、正体がバレた途端に化粧を落としたら『ほうれい線』が律儀にもうっすら見えるっていうね・・・(泣)。
9歳の体ってことは変わらないんだから、そんなところで生々しい女を表現しなくたっていいのにさ!
それでもこのエスターを演じたイザベル・ファーマンはれっきとした12歳の子役であるから、映画の内容よりも怖くなった。もうグッサングッサン刺してましたけども、いやすごかったよ。

でもよくよく考えると、自分も女だからエスターの状況は結構辛い。愛にも2つの種類があるが、本当は一番欲しい「パパとママの間にある愛情」は、エスターには手が届かないのだ。そうしたどうにもならない狂気が壁に描かれた絵に表れており、鈍感極まりない一家の父親はそれを見て初めて震撼するも、もう遅い。
この絵がまた隠し絵になっていて、エスター凝ったことするよね。

「絵」というのは鬱屈した内面を表すのによく使われる表現だけど、スクリーンで見ると、わかっていてもイチイチぞっとする。
韓国映画「チェイサー」にもあって、壁一枚越しの狂気、という割とダイレクトな表現ではあったけど、今年の鳥肌シーンの一つです。
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